補綴治療・義歯│コミュニケーションを大切にする歯医者、郡山みなみ歯科・口腔外科歯科

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補綴治療・義歯

補綴治療・義歯 Esthetic

補綴治療とは Esthetic

補綴治療とは

虫歯などにより歯を削ったところには、詰め物や被せ物といった補綴(ほてつ)物を作製して接着します。これを補綴治療といいます。詰め物は部分的な欠損を補い、被せ物は歯を全体的に補うものになります。
歯や歯肉としっかり接着させるために丁寧に加工し、噛み合わせも整えることで機能性を回復させます。補綴治療には保険診療と自費診療の2種類があり、保険診療では一般的にレジンや金銀パラジウム合金(銀歯の材料)が使われます。低価格で作製できるものの汚れが付着しやすいほか、見た目が不自然になるといったデメリットがあります。一方、自費診療の補綴治療であればしっかり接着するので虫歯にかかりにくく、見た目も天然歯になじんで自然に見えるなど、機能性と審美性の両方がより改善されます。患者さまのご希望を取り入れながら、よりニーズに合った補綴治療をご提案します。

補綴物は保険治療適応補綴物と非保険治療適応補綴物に分けられます。
非保険治療適用補綴物 保険治療適用補綴物
・セラミッククラウン
・イーマックスクラウン
・ジルコニアクラウン
・ラミネートベニア
・ジルコニアインレー
・硬質レジン前装冠
・CAD/CAM冠
・メタルインレー
▼e-max
IPS e.max プレス/IPS e.max ジルプレス/IPS e.max キャド/IPS e.max ジルキャド/IPS エンプレス CAD(歯科切削加工用セラミックス) 医療機器届出番号:220AGBZX00010000/220AGBZX00011000/220AGBZX00008000/220AGBZX00009000/219AKBZX00159000


保険治療適応補綴物

メタルクラウン [保険]

メタルクラウン [保険]

保険適用で最も低価格で製作できます。見た目は銀色になりますが、強度は高くなります。金属は汚れが付着しやすく歯肉が黒ずむほか、金属アレルギーの可能性があります。

  • 強さ
  • 美しさ×
  • 安全性
CAD/CAM冠 [一部保険適応]

CAD/CAM冠 [一部保険適応]

コンピューターを使い、ブロックから歯の形に削り出して作製できます。一部プラスチックを使用するため、変色や摩耗が起きます。かたまりから削るので色調は再現できず、単色となります。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性
硬質レジン前装冠 [保険]

硬質レジン前装冠 [保険]

保険適用なので低価格で作製できますが、プラスチックの変色や摩耗が起きます。金属を使用するので透明感に劣り、歯肉が黒ずむほかに金属アレルギーの可能性があります。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性
ハイブリッドセラミック [材料、症例による]

ハイブリッドセラミック [材料、症例による]

プラスチックやセラミックを使用して作製するため、見た目が良くなります。ただし、材料によっては変色や摩耗が起こります。また、欠けるなどのリスクがあります。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性

非保険治療適応補綴物

オールセラミッククラウン [自費]

オールセラミッククラウン [自費]

強化セラミック単体で作製します。セラミックは天然歯に近い素材で、変色や磨耗も起きにくいとされます。自然な歯の色や透明感の再現が可能な被せ物です。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性
ジルコニアセラミッククラウン [自費]

ジルコニアセラミッククラウン [自費]

ジルコニアのフレームの上にセラミックを焼き付けて作製します。セラミックは天然歯に近い素材で、変色や磨耗も起きにくいとされます。ジルコニアは白く、歯肉の黒ずみや金属アレルギーの心配がありません。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性
ラミネートベニア [自費]

ラミネートベニア [自費]

つけ爪のように、歯の表面のみにセラミックを接着します。適用できる範囲は限られますが、歯を削る量は最小限で済みます。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性
オールセラミック [自費]

オールセラミック [自費]

強化セラミック単体で作製します。セラミックは天然歯に近い素材で、変色や摩耗も起きにくいとされます。自然な歯の色や透明感の再現が可能です。

  • 強さ
  • 美しさ
  • 安全性

金属アレルギーについて

金属アレルギーについて

虫歯の治療では、補綴物に銀歯を使用することがあります。銀歯は銀や金、パラジウムなどのさまざまな金属を混ぜた合金となっていますが、こうした素材によって金属アレルギーを発症する可能性があります。
金属アレルギーは、お口の中でイオン化した金属イオンが全身に行き届き、金属アレルギーによる炎症が手や足に現れることもあります。このほか、口内炎、口元のただれ、頭痛や肩こりといった症状が出ることがあります。セラミックは非金属製の素材です。将来的に金属アレルギーが心配な場合は、セラミックによる補綴治療を選択しておけば安心です。

義歯について

自費と保険の義歯について

自費と保険の義歯について

保険診療の義歯(入れ歯)というと「安定しなくて強く噛めない」「すぐに外れてしまう」などのネガティブなイメージをもたれています。部分入れ歯も金属のクラスプで天然歯に引っ掛けて固定するため目立ってしまい、歯に負担をかけるというデメリットがあります。自費診療の入れ歯であれば、保険診療のこうした問題点を解消した快適なものをご用意できます。自費診療の入れ歯にはさまざまな種類があり、特長もそれぞれ異なります。これから入れ歯を考えている方や、使用している入れ歯から取り替えたい方にも、患者さまに合った適切な入れ歯をご提案します。

日本補綴学会指導医による治療も可能です

日本補綴学会指導医による治療も可能です

歯科補綴の専門的な知識を習得し、かつ経験も積み重ねている歯科医師について、日本補綴歯科学会が認定する制度があります。当院では患者さまがご希望された場合、「日本補綴歯科学会指導医」に認定された補綴の専門性をもつ歯科医師が担当します。
この専門医制度において、指導医は「認定医」「専門医」以上に厳格な条件をクリアすることで認定される資格です。補綴や義歯の治療は知識とともに技術の高さも要するもので、こうした制度によって認められた歯科医師は適切な治療を行なえるという証明にもなります。担当をご希望される場合は検討しますので、お気軽にご相談ください。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー

保険診療の部分入れ歯は、クラスプとよばれる金具を天然歯に引っ掛けて固定します。しかし、金具が目立つので審美面で劣るというデメリットがあります。ノンクラスプデンチャーはその名のとおりクラスプを使わない部分入れ歯で、歯肉の色に似た樹脂で固定します。歯肉と似た色合いになるので入れ歯とは気づかれにくく、審美性が向上します。また、床(しょう)の部分が薄く装着感が良好になり、安定してしっかり噛めるようになります。ほかの天然歯にも余計な負担がかかりません。

●詰め物・被せ物治療にともなう一般的なリスク・副作用

・審美性と機能性を重視する場合は自費診療(保険適用外)の材料を使うため、治療費は保険診療よりも高額になります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
・セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
・審美的歯科治療を行なう前に根管治療や、被せ物の土台の処置が必要なことがあります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせに問題がある場合には、補綴物の破損を防ぐためのマウスピースの装着をおすすめすることがあります。
・加齢による歯肉退縮により補綴物の審美性が失われた場合、再治療が必要なことがあります。

●義歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・義歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
・義歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、義歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する義歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。

●「日本補綴歯科学会指導医」について

公益社団法人 日本補綴歯科学会」は、顎補綴歯科の専門的知識と技術、経験を持つ歯科医師に対して、「指導医」の資格を与えています。
○「日本補綴歯科学会指導医」資格取得の条件
・日本補綴歯科学会専門医である。
・指導医申請時において、15年以上の同学会会員歴を有している。
・補綴歯科臨床に12年以上従事している。
など
○「日本補綴歯科学会指導医」資格保持の条件
・日本補綴歯科学会専門医の資格が更新された時点で更新される。
など
詳しくは、「規程集」をご覧ください。